アスペルガーの治療方法ってあるの？

アスペルガー（広汎性発達障害の一種であり、オーストリアの小児科医を務めていたハンス・アスペルガー氏にちなんで命名されました）の場合、どんな治療（なるべく早期に始めるほど、効果が上がりやすいでしょう）を受ければ改善するものなんでしょうか？

残念なことには現段階では、病院でもアスペルガーの治療方法というのは見いだせていないというのが現実なのであります。

もちろん、時折見せるアスペルガー症候群の人の飛び抜けた暗記力などは改める必要はありませんけれどもね。

治療の方法が見つかっていないことから、根本的に治すような治療（有効な方法が確立されてないこともあるでしょう）を受けられないんですね。

但し、心理療法（例え高度な専門知識や経験を持つ専門家であっても、１００％症状を改善できるわけではありません）などによって生活（後で振り返ると懐かしくなることもありがちなことでしょう）を送りやすくすることは可能なのです。

ちなみに心理療法（サイコセラピーとか、精神療法と呼ばれることもあるでしょう）とは、どうすれば人とうまく接する事が出来るのか、あるいは、どうすれば生活しやすくなるのかなどということを患者本人と同時に考えていくことになります。

心理療法を受けることで、従来よりも生きやすいと感じるようになるのであります。

そして、アスペルガー（社会に適応できないことから引きこもりになったり、あるいは、うつ病を発症することも少なくないのであります）の人は、ストレスを過剰に受ける事が少なくないことから鬱病を発症する人もいるんですね。

このようなケースでは、抗うつ剤などで症状を抑えることになるでしょう。

以上のように、アスペルガー（精神疾患として定義されたのは１９８０年代のことです）は治したくても治せるものではありませんので、周りの方のお手伝いが重要なんです。

具体的に言えば、アスペルガー（知的障害がない自閉症の一種と言われています）の人に何かを依頼する時は、抽象的な言い回しではなくて、わかりやすく具体的に説明するようする必要があるということです。

特に、アスペルガーの子供を育てる時に注意が必要になりますね。